A Missing One 第1話『はじまりのとき』その5
光が見えたであろう場所、駐輪場に来たがそこにはなにもなく、かわりに…なにか音が聞こえている。
微かだが確かに聞こえるそれはどうやらプールからのようだ。改めて帰りたくなる気持ちを半ば強引に押さえつけ、俺はプールへとゆっくり歩を進めた。
近づくにつれ音はよりハッキリと聞こえ、それはまるで地鳴りのように低く辺りに響いている。
プール入り口前に立って俺は静かに深呼吸をし、(幽霊なんて存在しない)と心の中で3回叫んだ。
そして、ゆっくり扉に手をかけた……
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