Q:(H.Nラズベリーさん)声優さんが声を出すにあたって腹式呼吸が大切とよく聞くのですが実際は本当ですか?また、どのような状態が腹式呼吸であり、習得方法を教えていただきたいのです。
最近 声優さんに憧れ始めたばかりでして御粗末質問ですみません。
A:腹式呼吸というのは声優だけではなく、俳優やアナウンサーなど、声を使うお仕事でまず必要になってくるスキルです。なぜ必要なのかというと、一般的には正しい発声をするため、そしてより息を長く使うために有効だからです。正しい発声ができないと喉を痛めてしまいますし、長い台詞を焦らずに演じるには息が長く続かないといけません。養成所や専門学校などに入ると、大抵は一番最初に習うのが腹式呼吸、というぐらい基本であり大切なことなんです。「声優になるには、まず腹式呼吸ができなくては始まらない」という講師の方もいらっしゃいます。
さて、腹式呼吸をどうすればできるようになるか、ということなんですが、腹式呼吸の習得について文章で説明するのは非常に難しく、また講師の方によってやり方は異なります。ですので実際に講師の方などに見ていただかないと「できている」「できていない」という判別が難しく、もしかしたら間違えて腹式呼吸を覚えてしまう事がありますので、具体的な方法を書くという訳にはいかないのですが、例えば私の教えて頂いた講師の方は声楽を専門にしている方で、まず立つ姿勢であったり、体に緊張のないようにするということや、息の流れなどを中心に教えていただきました。それぞれの講師の方のやり方でいいと思いますので、どこかで声優の勉強することになったときに実際に体感して会得するのが一番の近道だと思います。
ただ、簡単に胸式呼吸と腹式呼吸(呼吸は大きく分けてこの2つがあります、胸式呼吸で発声・演技などをすると喉を痛めますので気をつけましょう)の違いがわかる方法がありますので、ここに書いておこうと思います。
まず胸式呼吸なのですが、これは日常ほとんどの人がしている呼吸です。わかりやすいのがマラソンや短距離を走ったあとに肩が上下している浅い呼吸、これはほぼ間違いなく胸式呼吸です。深く息を吸い込んで肩が上がる呼吸は基本的に胸式呼吸だと言われています。腹式呼吸は睡眠時になる呼吸で、寝転んで息を吸った時にお腹が膨らむ呼吸がそうです。お腹が膨らむ呼吸が腹式、というのが一般的なのですが、むりにお腹を膨らませるのはダメ、という講師の方もいますので、「寝転んでの呼吸」が体に腹式を覚えさせるという点では一番いいと思います。ただ、自然にお腹が膨らむ呼吸ができても、今度はその息の使い方を勉強しなくてはいけませんので、課題はまだまだ多くあります。「肺全体に息が入るイメージをしながらの寝転がっての呼吸」が腹式呼吸を会得する事前準備として有効ではないかなと思います。
俳優・声優関係の本を読んで色々試してみたり、体の構造(肺全体に空気が入ると横隔膜が下がるので、そのため臓器が押されて自然にお腹が膨らむのです。決してお腹に空気が入っているわけではありません。しかし、お腹に空気が入るイメージというのは大事になってきます)を調べるとよりイメージしやすくなるかもしれません。何事もチャレンジが大切ですから、自分にあった方法を色々と試してください☆
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