Q:HN・理沙さん 私は千葉在住の18歳の女です 。声優を目指しています。今年学校は卒業なのですが出席日数と学力上、大学にすすまないで
専門学校に行こうかと悩んでいます。
でも 専門学校と養成所の違いもわからないし 、 どこの専門学校が良いかもよくわかりません。 もしよろしければ
専門学校と養成所の違いと やはり大学を目指した方が社会的には良いか など
アドバイスなどいただけませんでしょうか(>_<;)お願いします!!!
A:ということで、今回は前回書けなかった専門学校と養成所の違いを書きたいと思います。一般的に、演技の勉強をするのが初めて、という方は専門学校からスタートすることが多いです。なぜかというと、専門学校は授業日数が多いのもあって丁寧に教えてもらえますし、基本的に生徒全員が演技を学ぶのが初めてという前提で始まりますから、基礎から覚えることができます。
学校によって特色は違いますが、大体授業は週3〜5回で、内容として発声や滑舌などの基礎や、ナレーション、舞台の練習などをしたりします。また歌やダンスなどを授業でやる学校が最近増えているようです。アフレコは?と疑問に思うかもしれませんが、多くの学校では1年目にアフレコの授業は行いません。まだ基礎もできていない、演技もできない状況で、形ばかりのアフレコをしても効果がないばかりか、逆に変な癖が付いてしまうこともあるからです。
なので、まずは舞台などで演技の基本を勉強してそれからマイクの前に立つ、というようにしているようです。専門学校の利点は授業の多彩さに加えて、講師の豊富さも挙げられます。色々な事務所から来る講師の教え方はそれぞれに色が違ってとても勉強になります。色々な事務所の話が聞けるのも大きな利点です。そして、ここが養成所と一番違うところなのですが、卒業前に色々な事務所のオーディションを受けることができるという点です。
事務所は声優をする上で慎重に選びたい所ですが、何の知識もないのに自分にあった事務所を見つけるのは大変です。でも講師から色々な事務所の話を聞いたり、実際に事務所のオーディションを受けてみると、自分が行きたいと思える事務所が見つけられるはずです。そういう意味で私は専門学校に行けてよかったと思います。しかし、もちろん欠点もあります。まず学費、これが一番の問題になってきます。
やはり授業が多い分だけ値段も高く大体1年に80〜130万円はかかってしまいます。また専門学校はあくまで学校ですので、講師は全生徒に平等に教えなければなりません。これは一見いいようにも聞こえますが、これはつまりどれだけ課題を頑張ってやってきても、練習もせず適当にやっている人もそれと同じくらい教えてもらえるということです。そういう意味で養成所はやる気の分だけ答えが帰ってくる、という所があります。
課題を練習していかないと発表できないということもあるくらいです。私も専門学校に通いながら2年養成所に通ったのですが(残念ながら事務所が求めている人材と私が目指すビジョンとが一致せず、今の事務所に入った際に辞めましたが)専門学校と違う厳しさや、生徒のやる気を感じました。週にレッスンが1、2回しかない養成所では1回1回が大事な発表の場なのです。内気なままだと発表できないままで自分の番は回ってきません。
それは厳しい話かもしれませんが、これから自分の演技を全国の視聴者に聞いてもらうというお仕事に就こうというのですから、自分と戦うしかありません。さて、他に養成所の利点として、事務所から近い立場にいる、つまり事務所の方にアピールできるチャンスが多いという所があります。最近は自らの養成所を持つ事務所が増えて来ていて、事務所への採用率も一般からより自分の養成所から採用するケースが多いです。
事務所によっては養成所からしか取らないという所もあるくらいです。ですので専門学校から養成所に入る方も少なくありません。基礎から学べる養成所が多いのですが、ほとんど週に1回しかありませんので、あまり丁寧には練習できません。あくまで練習は自宅でする、ということが養成所では大事です。「専門学校は教えてもらう所、養成所は自ら学ぶ所」という言葉の通り、ドンドン質問したりチャレンジしていけるように頑張りましょう。
週に3回以上レッスンのある養成所もありますが、そうではない週に1回の養成所は基本的に1年を通して同じ講師の方の場合が多いです。自分の長所や短所をしっかり見てもらえるなど、いい所もたくさんあるのですが、反面その講師との相性が悪いと講師のダメ出しに対応できないということもあります。ですので演技の勉強をしてきた方や、感性のいい方でないと、最初は少し大変かもしれません。学費は専門学校より安く、年に10〜30万円ぐらい(週3回以上の養成所は専門学校と同じくらいかかります)で、何か仕事をしながら、学校に行きながら、という方には非常に助かると思います。自分に向いているのか、本当にやりたいのかわからない、という方は養成所で勉強をしてみるのも手かもしれません。しかし、やはり授業の回数が少ないので、その中でうまくなるのは大変なことです。
私の養成所の知り合いで、勉強したらもっと良くなるのにという知り合いが数多くいました。やはり初めて勉強をする場合、色々吸収しなくてはいけないことが山のようにあって、それはできるだけ多くの時間、色々な講師の方に教えてもらうのが一番なのです。これはあくまで私の個人的な意見ですが、もし通うことが可能ならば、私はできるだけ専門学校又は週3回以上の養成所に通うことをオススメします。もし無理な場合は、できるだけ自分に厳しく毎日練習を続けた方がいいと思います。今も専門学校で学んでいる声優志望の方はたくさんいるのですから。養成所の他に、時間に余裕のある時はボイストレーニングなどの講座に参加するのもいいと思います。
専門学校・養成所の選びかたは前にも書きましたが、見学や体験学習に行って雰囲気を掴むことです。見学の場合、もし自分がそこでレッスンを受けていたら、など色々と考えて見学するようにしましょう。大学に行ったほうがいいかというのは難しい質問ですが、まず大事なのは理沙さんは一体どうしたいのか、ということです。大学に行っておいた方が、もし声優になるのをやめた時に助けになるか、というとその通りだと思います。大学に行きながら養成所に通うこともできますし、実際友人にもそうやっている人もいます。とにかく道は無数にあります、その気になれば大学は声優になるのをやめてからでも行くことができますし、逆に大学に行った後に専門学校に入るという選択肢もあると思います。色々考えて、誰かに相談するのもいいと思います。でも最後は、やっぱり理沙さん自身がどうしたいのか考えるしかないと思います。これは声優を目指す人なら一度は悩む所です、焦らずじっくり考えるのがなにより大事ではないかと思います。とにかく色々なことにチャレンジして、自分の答えを見つけ出して下さい☆
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