Q:HN・慧さん 初めましてこんにちは、早速ではございますが、質問をさせていただきます。私は、アイデア等を出したり、アドリブ等が苦手なのですが、そういう人は声優には向かないのでしょうか?
A:声優になる上で積極性というものはとても大事になってきます。演技の授業などでは率先して手を挙げて質問をしたり、逆に講師からの質問に答えたり、読み物などの課題を発表したりできた方が断然いいです。講師の方によっては、自ら手を挙げていないと課題の発表をさせないという方もいます。
さて、これが今回の質問にどう結びつくのかというと、そのアイデアを出したりアドリブを磨く上で必要なものこそ、今話した積極性だからです。例えばラジオのフリートーク、必要なのはアドリブ能力ですよね?何を喋っていいかわからない、話題が見つからない、そして結局何も喋れないまま終わってしまった…これではお仕事になりません。こんなような時に何をすればよかったのかというと、それは結果どうなるにせよ、まず何か話してみることです。それが例えひどい出来だったとしても、何が悪かったかを誰かに聞くことができます。ダメかもしれないけど何か話してみようという積極性、意識が、自分を一歩前に進めてくれるはずです。もし即興のアドリブではなく、ある程度時間を与えられたフリートークの場合には、色々と状況を想定したり想像したりしてからその場に挑むというのも積極性の形ですね。
アドリブや、何かアイデアの発案などの訓練をする際に大切なのは、如何に数をこなすかということと、日常生活において常に想像力を働かせるということです。テレビを見る時も、もし自分がそこに居たらどうするか、何を喋るかということを考えたり、ラジオ番組を聞いて自分ならこんなコーナーを作るだろうなと想像してみたりです。
確かにアドリブ等が苦手ということは障害になります。声優になる上でやはりアドリブなどはある程度必要なスキルになってくるでしょう。でも問題はそこではないんです。その自分を如何に克服するか、自分を変えるかなのです。
先日、事務所にゲストで来られたある有名な声優さんが仰っていました。「自分が変わらない限り環境は変わってくれない」と。自分の置かれた状況を周りの責任にしても環境は変わってなどくれません。だから自分自身が変わってみるんです。すると周囲もガラッと変化する。なりたい自分に変わるのはとても勇気がいります、でもそれはやがて自分に定着してくれるはずです。最初はわざとでも構いません、わざとカッコつけてみる、わざと可愛く振る舞ってみる、するとその内意識しなくても自然とそうなれてしまうのです。
変わるという積極性、意識してみるといいかもしれませんねo(^-^)o